ウールとリネンの秋冬ケア、基本のこと
秋になって厚手の服を出すとき、去年しまったウールのセーターに虫食いの穴を見つけた、という経験がある方は少なくないと思います。素材の特性を理解して手入れをすれば、同じ服を10年以上着ることも難しくありません。ここでは、当店でよく扱うウールとリネンの基本的なケア方法をまとめます。
ウールは「摩擦」と「熱」が大敵
ウールの繊維は表面に細かいスケール(鱗状の突起)があり、摩擦や熱によってこのスケールが絡み合い、縮みや毛玉の原因になります。洗濯機で洗う場合は、必ずウール専用のネットに入れ、手洗いコースを選んでください。水温は30度以下が目安です。
脱水は短時間(30秒程度)にとどめ、タオルで軽く水分を取ってから平干しします。ハンガーにかけると肩の部分が伸びてしまうので、ニット類は必ず平干しが基本です。乾燥機は使わないでください。
リネンは洗うほど育つ素材
リネン(亜麻)は洗濯に強く、洗うたびに繊維が柔らかくなる素材です。新品のうちは少し硬さを感じることがありますが、それは正常な状態です。洗濯機で洗う場合は、40度以下のぬるま湯で通常コースを使えます。
シワが気になる場合は、乾く前に軽く引っ張って形を整えるか、スチームアイロンを当ててください。高温のアイロンを直接当てると焦げることがあるので、当て布を使うか、スチームのみで対応するのが安全です。
保管のときに気をつけること
ウールは防虫剤が必要です。ただし、防虫剤の種類によっては素材を傷めることがあります。天然素材のものを選ぶか、密閉できる収納袋に入れて保管するのが確実です。
リネンは防虫の必要はほとんどありませんが、湿気に弱いので、梅雨の時期は特に風通しの良い場所に保管してください。浜松の夏は湿度が高いため、除湿剤を一緒に入れておくと安心です。
- ウールは平干し、リネンはハンガーでも可
- 防虫剤はウールのみ必要(天然素材のものを推奨)
- どちらも直射日光での乾燥は避ける
- 長期保管前は必ず洗濯してから
手入れの方法に迷ったときは、ご購入時にお渡しする素材カードをご確認ください。それでも不明な点があれば、メール(info@opal-river-collective.com)でお気軽にご相談ください。