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Opal River Collective
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記事 · 和紙 2026-04-19

和紙の糸が服になるまで

京都の工房で見た、和紙混紡素材の製造工程
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Opal River Collective
店主
2026-04-19
光沢のある青いシルク生地のドレープ

「和紙の糸」と聞いて、どんなものを想像するでしょうか。紙を細く切って撚ったもの、というイメージを持つ方が多いかもしれません。実際はもう少し複雑で、その工程を知ると、素材への見方が変わります。今春、京都の工房を訪ねたときに見せてもらった製造工程をもとに書きます。

和紙を糸にする工程

和紙を糸にするには、まず和紙を幅1〜2ミリの細い帯状に切ります。これを専用の機械で撚り(より)をかけながら引き伸ばすと、糸状になります。この段階の糸は「和紙糸」と呼ばれ、単体でも織物に使えますが、強度が低く切れやすいという欠点があります。

そこで、シルクや綿などの繊維と合わせて撚り合わせることで、強度と柔軟性を補います。当店が扱うストールに使われているのは、和紙30%・シルク70%の混紡糸です。この比率は、工房のオーナーが時間をかけて試行錯誤した結果だと聞きました。

和紙混紡素材の特性

和紙混紡の素材は、軽さと張りが共存しているのが特徴です。シルクだけの素材と比べると、少し腰があり、形が崩れにくい。ウールと比べると、はるかに軽い。この中間的な特性が、ストールや薄手のアウターに向いています。

また、和紙には天然の抗菌性があるとされており、夏場でも比較的清潔に保ちやすいという利点があります。ただし、水に弱い面もあるため、洗濯は手洗いか、できればドライクリーニングを推奨しています。

使い込むと変わること

和紙混紡の素材は、使い込むほどに少しずつ柔らかくなります。新品のうちは少し硬さを感じることがありますが、それが馴染んでくると、体の動きに合わせてしなやかに動くようになります。色も、最初より少し落ち着いた印象になります。

工房を訪ねるたびに、素材の背景を知ることで服への接し方が変わると感じます。今季入荷した和紙混紡ストールは、深緑の1色のみ、各6点です。

#和紙#素材#京都#ストール

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